ミッション:水晶竜を越え世界樹の奥へ進め!(前編)


来るぞテメエらァ!!



うわわ!?



何? 転移水晶...?



カタチは酷似しています。



今の撃ちこみ、次からはしっかり狙ってくるみたいだよ!



ウザってえ、コイツで俺達を消耗させようってハラか?



どうやら範囲内にいるとダメージを受け吹き飛ばされる模様。



ダメージも不味いけれど、近付けないのはもっと厄介よね。



発射する頻度を考えるとただ前進しても永遠に接敵できないでしょう。



こっちが横に移動すりゃ、身体の向きを変えるのに1手使うな。
そんでそっから斜め方向にジグザグで突っ込むのが正解かァ?


もしくはあれが本当に転移水晶なら上手く利用できたりして。



その可能性は十分あり得ますね。
とはいえしっかりと考え、立ち回る必要がありそうですが。



結局わたし達はジグザグに動いて接敵するだけにしたわ。



あるいは背後を取ることも出来る気がします。



それは開幕が厳しかったらまた考えるってことで。
いよーっし...挑むよ!!


まずはF.O.Eと同じように戦えばいいのよね?



うん、あたしが弱体を掛けつつ「贖いの血」で回復役にまわる。
フィン達とヒデオは攻撃をお願い!


俺は「バンカー」を設置、相手の行動を見てガードスキルを選択...
だあっ!


このトカゲ、やってくれるぜ...!



どうやら属性攻撃が得意のようですね。



この「拘束の雷息」は雷属性の貫通+腕封じ付与か?
これじゃ次のターン「マテリアルガード」が使えねえぞ。


ひとまず開幕に倒れたヒデオをネクタルIIで回復しました。
初見です、粘れるだけ粘りましょう。


今度は氷属性のランダム複数回攻撃。
本当に属性攻撃ばかりね...


運よく全てバンカーに飛び、被害はゼロです。



やっぱ今回の戦闘もバンカーは有用みてえだな。



先程「アナライズ」で確認したところ、この水晶竜は3属性全てに耐性があります。
その反面、物理攻撃には弱いようですが。


威力はヤベェが、マジで属性攻撃しか撃ってこねえのか?
なら封じ対策した俺が「マテリアルガード」を連打すりゃ良いンだがな。


残念、誰かさんがフラグを立てるから...



俺のせいかよ!?
つーか何だアリャあ!!


アナライズで解析したはずの敵の情報が???になっています。
もしかしなくともこれは...


うごぉ。



物理攻撃。



貫通攻撃が雷から変わりやがった...!



注意して見れば、翼のようなものが小さくなっている気がします。



さっきまでの状態が属性に特化した「展開形態」。
今の状態が物理に特化した「高速形態」だと!?


この状態では物理攻撃に耐性があり、属性攻撃が弱点のようです。



攻撃モードの切り替えかよ、クソ面倒くせえ相手だぜ...
一旦退くぞ!



うーん...



モリイ、大丈夫ですか?



うん、身体は問題なし!
だけどうーん...


やっぱり探索中のスキル構成のままじゃ勝ち目は薄いかしら?



弱体強化と回復でこの階層のF.O.E達には勝ててたんだけどねぇ。
流石にボス相手は特化しないとダメっぽいや。


ひとまずあれから何度か挑み集めた情報を羅列します。


水晶竜 HP:21542

  • 展開形態:物理全般弱点/属性全般耐性
    • 結晶化する凍息:ランダム複数回攻撃、氷属性+石化
    • 衰弱の燃息:列攻撃、炎属性+魔法防御ダウン
    • 拘束の雷息:貫通攻撃、雷属性+腕封じ
  • 高速形態:物理全般耐性/属性全般弱点
    • ソニックブロー:単体攻撃、最速行動
    • ロックバレット:貫通攻撃
    • 切り裂く鋭爪:列攻撃
    • 悠久の嘶き:全体睡眠+頭封じ付与
  • 5ターン経過 or 一定ダメージでモードチェンジ?


盛り込みすぎじゃねえか?



全属性の攻撃に貫通、列、ランダム複数回と勢揃いしていますね。



更に高速形態は全体睡眠+頭封じの絡め手まで備えているじゃない...



私達にとっては高速形態の方が脅威でしょう。
展開形態はケイスのマテリアルガードとバンカーで大分凌げます。


そうだね、バンカーを設置し直す時だけ不安になるけど...
何とかやれそうかな。


逆に言えば高速形態は厳しい?



相当厳しい!!



まず「ロックバレット」がヤバいだろ。
貫通攻撃が頭痛のタネなのは第二階層ボスからずっとだが。


ケイスのガードスキルは基本一列しか守れませんからね。



うーん、ヒポグリフ戦かぁ。



確かにあの時も貫通と列攻撃の両備えに悩まされました。
最終的にモリイ1人が前衛で防御し、獣達は自動回復で凌ぎましたが。


「ソニックブロー」さえ無ければ今回もそれをやって良いんだけどね!
ソニックブローさえ無ければ...


あの最速の単体攻撃?



そう、最速攻撃。
たぶん防御よりも速い。防御できない。


ハァ!? 防御に先行するのかよ。



アクセサリで耐性を付けると他の攻撃に弱くなっちゃうしね。
だからダメージを軽減したいなら...




うっ...ヒデオしかいない。



この「剣の気迫」の説明文を信じるなら、行動順は関係ないはず。
だから最速攻撃も、軽減できるんじゃないかな...


つまりこれを習得してわたし1人で前衛を務めればいいのね。
了解したけれど...モリイ、どうしたの?


えーっと、何でもないよ!
謝るのは違うもんね、うん。




...。



ギルドリーダー、俺とフィンはどうすりゃいいんだっつの。



あっ、フィンはまだ探索中とほとんど同じでお願い。
ケイスは二つ名を変えて欲しいかな。試したいスキルがあるから。


「トーチカ」ねえ。



攻撃を引き付けて反撃も出来るならこっちの方が良いかなって。
今までの二つ名は「先制バンカー」のために採用してたしね。



成程、これがトーチカ...



強いですね?
もしや私やヒデオより火力があるのではないでしょうか。


だが反撃できる分ターゲット誘導率はバンカーより低めだぜ。



石化の恐れがある「結晶化する凍息」を考えると痛し痒しね。



ヒデオもあたしも防御寄りのスキル構成だから火力を優先したいかな。
石化したらあたしが「贖いの血」で何とかするよ!


予想通り、展開形態とはそれなりに安定して戦えるようです。
問題は高速形態の方ですが。


一応わたし1人が前衛の形で攻撃には耐えられるわ。
でも、「悠久の嘶き」で崩される。


やっぱアレが最大のガンか...



睡眠+頭封じだもの。



後衛にいる状態のモリイとケイスなら耐性アクセサリを装備できませんか?



そうだね、回復はアイテムの「ソーマ」ででも出来る。
だからあたしとケイスは睡眠耐性アクセサリを、装備して...



して、そして...
...うぅ。


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