第二階層キターッ！
．．．。
．．．。
すごい、第一階層と全然違う！
殺風景！なんだろあの岩！
．．．。
．．．。
なんか奇妙なカタチの岩があちこちにあるよ２人共！！
．．．２人共？
ひゃーっははははは、ふはははは．．．
ごめんなさい．．．ごめんなさい．．．！
ええっ、どうしたの！？
ハッ、すみません。
昨日の疲れが少し残っていて．．．
つかなんでテメエがケロッとしてんだ．．．
ハァ．．．
お酒の節度をわきまえたからね！
どこがだタコ！！
一応言うが、酒場出禁になってたらテメエが原因だかンな！
ええー．．．
まあまあ、気を取り直して迷宮に挑みましょう。
昨日のモリイに比べればもう何も恐くない。
フィンまで何気にヒドい！？
ん、あそこに何か引っかかってんな．．．
あの袋は私が「軽業」を習得すれば取れそうですね。
種族スキルか。
そういやゴーレムに勝つための休養であらかた外しちまってたな。
その他にも色々偏っちゃってるし、レベルが戻ったらまた休養したいなー．．．
と。
こんにちは！
誰だコイツ。
（冒険者．．．リーパー？）
そうなんですか。
あたし達はギルド「ニューロマンス」です！
このそれなりな死神サマ、俺達を知ってやがんのか？
どうやら我々のギルド名をどこかで聞いたようですね。
顔までは知らなかったようですが。
へー、あたし達ってそんなに有名？
まァ初日から色々やらかしてっからな。
悪い意味で名が知れつつあんじゃねーの。
んんー？
．．．ってソロル先輩に言われたけど、あれって何だろ？
確か「樹海磁軸」ですね。
触れることで街まで一瞬で戻れるはずです。
街まで一瞬！
それはスゴイなぁ。
だが１度は使えってのはどういうことだ？
別に「アリアドネの糸」がありゃいつでも街に戻れるだろ。
街に戻る以外に記録もできるみたいだよ。
だから多分そっちのことじゃない？
かもしれませんね。
ここからはより厳しい場所になるそうですから。
ハーン．．．
ところでモリイ、「ソロル先輩」とは一体？
あ、同じリーパーだしなんとなくね。
それじゃ先に進もう！
これが第二階層の魔物ですか。
確かに中々の強さです。
っつーか面倒だな。
スキルで物理防御を上げてくるから手間がかかってしようがねえ。
「バンカー」を設置して地道に削るしかないなぁ。
毒とか付与できればさっくり倒せるんだろうけど。
テメエが付与できんのは麻痺と呪いと、睡眠だろ。
どうやらあちこちでセリアンの種族スキルを要求されるようですね。
やはり休養してでも一通り揃えましょうか。
うん、そうだね。あたしとケイスも休養するよ。
ちょっとスキル構成を探索向けにしたい。
俺はバンカーのレベルを下げて燃費を良くしとくか。
あたしは広く浅く色々試すよ。
あーそれとケイス、「竜の咆哮」もお願い。
この「切り裂きモグラ」は地面に潜った次のターンに列攻撃してくるんだよね。
だからバンカーには頼れない。
初見時はバンカーごと黒丸とギブスンが攻撃され悲惨でした。
そそ、だからザリガニと戦った時みたいに私が耐える。
ついでに「瘴気の兵装」から「死の審判」で眠らせてみよう。
私も「ハンターショット」で脚封じを試みますか。
成功すれば地面には潜れないはずです。
それとこのフロアのＦ.Ｏ.Ｅはその場を動かずに周囲を警戒するタイプでした。
視界に入った相手を執拗に追いかけて来ます。
１体だけなら問題ねえが、離れたトコにもう１体いるとチト厄介だったな。
視界を広く取りましょう。
全てのＦ.Ｏ.Ｅアイコンを見ながら動けば回避は容易です。
さて、ここまで探索してどうですかモリイ？
うーん、第二階層でも今までの戦い方が通用するっぽいね。
ちょっと安心。
なら良いんだがよ、ここにも何か障害があるんじゃねえか？
ルナリアの魔法結界みてえなのが。
ああそっか。
何かあるとしたら．．．セリアン族のだったりして！？
して？
と聞かれても私には何とも言えません。
ま、先に進むか。
進めば．．．嫌でもわかんだろ。
